ネットショップで「何を売るべきか」が必ず見つかる7つの方法

「ネットショップを始めたいけど、何を売れば良いのだろうか?」

とお悩みではないでしょうか?カートシステムを使えば、ネットショップを作るのはカンタンな世の中になりましたが、売るものがなければ、ネットショップを開設できません。

本来は、コンセプトや世界観、あるいは自分の事業戦略から商品を見つけるべきですが、そうではなく、まず

「ネットショップ経験を積みたい!」
「何でも良いからネットショップを経験してみたい!」

という方向けに7つの商品の見つけ方を解説します。この7つの商品の見つけ方を見れば、専業でやりたい本格的な方から、趣味でネットショップを開業したい方まで、必ずあなたのネットショップで取り扱うべき商品が見つかるはずです。

本日はforUSERS株式会社で、Webマーケティングを担当している筆者が、ネットショップで売るものをどのように見つけるのか、どのように利益を出すかについて詳しく解説いたします。

ネットショップで売るための商品を見つける7つの方法

本日紹介する方法は下記の7つの方法です。

方法①売れている人気商品を扱う
方法②ニッチな商品を扱う
方法③気に入った商品の代理店になる
方法④好きな、得意なジャンルを扱う
方法⑤人形やアクセサリーなど自分で作った商品を売る
手法⑥松ぼっくりや流木を拾って販売する
手法⑦デジタルコンテンツを販売する

それでは一つずつ解説いたします。

方法①売れている人気商品を扱う

まず、最もスタンダードな方法ですが、売れている人気商品を扱う方法です。リサーチ方法は非常にカンタンです。下記のようにAmazonの画面を見て「ランキング」をクリックすることで、さまざまなジャンルの商品のランキングが出てきます。

◆Amazonのランキングをクリックした画面

Amazonのランキング

そこで、日用品など特定のジャンルを選ぶと、人気商品のランキングを把握できます。次に、そのような人気商品をどのように仕入れるかです。もちろんその商品を生産しているメーカーから仕入れることができれば一番ですが、人気商品を直接メーカーから仕入れるためには審査も必要ですし、それなりの信用力が求められるため、小規模事業者や個人事業主にはハードルは高くなります。

しかし、販売されている商品の多くは中国で生産されており、それと同じ商品やあるいはほとんど同じ商品を仕入れることができます。その仕入れるためのサイトがAliExpress(アリエキスプレス)です。

◆AliExpress(アリエキスプレス)のサイト

アリエキスプレス

このサイトは中国のアリババが運営しているサイトですが、日本の原価に近いような価格で提供されており、非常に安く仕入れることができます。ただし、送料がかかるので、それを含めて利益が出るのかを事前に考えなくてはいけません。

つまり、Amazonでリサーチをして、アリエキスプレスで同じ、あるいは似たような商品を仕入れることで、売れている商品を自分のネットショップで販売することができるのです。

ただし、注意点があります。いくら売れているからといって、アパレルも販売し、おもちゃも販売し、日用品も販売するなど品ぞろえに一貫性がなければ売れないネットショップになってしまいます。ネットショップを開業するときはジャンルを絞る必要があるので、先にお店のコンセプトを決めてください。

方法②ニッチな商品を扱う

人気商品を取り扱うと、ライバルが多いため価格競争になりやすく、商品の品ぞろえに独自性を出しにくいデメリットがあります。しかし、ニッチな商品を専門に取り扱うことで、専門性の高いネットショップを作ることができます。

例えば、パーティードレスのお店なら

・50代向け大きいサイズのパーティードレス専門店
・身長170センチ以上向けのパーティードレス専門店

となると、ニッチなマーケットとなり、ターゲットのユーザーは、安心してパーティー用のドレスを選ぶことができるお店となります。このように

○○(ジャンル・カテゴリー) × 年齢 × 属性

などジャンルやカテゴリーを組み合わせてニッチ戦略を考えた上で商品を仕入れるのです。ただし、先に例にあげた○○にあたる「パーティードレス」は日本全国で非常に需要のある商品です。

注意点はこの○○自体を、例えば「男女兼用 × パーティードレス」など、世の中で聞いたことのない掛け合わせにしてしまうと、ニッチになり過ぎて、全く売れないネットショップが完成してしまうので、○○に関してはよくあるジャンルやカテゴリを考えてみてください。

ニッチ分野が決まれば、商品の仕入れは、AliExpressを使ったり、パーティードレスを扱う卸売業者から仕入れてみてください。

方法③気に入った商品の代理店になる

まず、例から挙げましょう。

筆者の話ですが、インターネットで「リライブシャツ」というのが非常に話題になりました。その商品は特許も取得しており、Tシャツの裏側にトルマリン鉱石を付着させることで、筋力増加効果があるという商品でした。

筆者もさっそく購入してみましたが、インターネットの口コミ通り、非力な筆者でも妻を軽々と持ち上げることができるなど明らかに筋肉の力の増加を感じました。そしてこの素晴らしいリライブシャツですが、なんと販売代理店を探していたのです。調べてみると、多くのネットショップが代理店として参加しておりました。

このように、商品には代理店を募集しているケースがあるので、そのような商品が思い付けば、代理店申し込みをしてみてください。だだし、法人限定であったり、審査があるので、小規模事業者や個人事業主がこの方法を使える可能性は少なくなります。

方法④好きな、得意なジャンルを扱う

もし、本格的なネットショップとしての事業展開ではなく、趣味目的であるならば、損得勘定はそこそこにして、自分の得意なジャンルの商品を仕入れて、ネットショップを始める方法があります。例えば筆者がもし、この手法でネットショップを開業するならシュノーケリング用品を扱うネットショップを始めます。

なぜなら、筆者はシュノーケリングが趣味でシュノーケリングに関しては詳しいですし、またTwitterやFacebookでもフォロワーが数千人おり、すぐにでも集客することも可能だからです。私のようにSNSフォロワーまでいる方は少ないでしょうが、自分の好きなジャンルであれば、情熱を持ってネットショップ運営に取り組むことができるはずです。

ただし、シュノーケリング用品は夏しか売れませんし、また同じユーザーが毎年買いそろえるような商品でもないため、事業を大きくするには向いておりません。このように好きな商品を扱うのは楽しい反面、必ずしも売れるジャンルといえないのが最大のデメリットとなります。

方法⑤人形やアクセサリーなど自分で作った商品を売る

自分のネットショップで販売する商品を自分で作る方法です。例えば、独自の世界観でシュールな人形を作ってみたり、あるいはハンドメイドのアクセサリーを作ることで、ネットショップは世界中に発信できるので、あなたのネットショップの世界観のファンになる方もいるかもしれません。

この場合は、原材料費だけでなく、制作にかけた労力を踏まえた値付けにしていかないと、労働対価に見合った収益を得ることができなくなります。収益を得ることができないとネットショップのモチベーションも下がってくるので、安い値付けには気を付けないといけません。

また、ハンドメイドとはいえ、マーケットリサーチは必要です。例えば、メルカリにはハンドメイド商品を出品している方も多く、どのような商品が売れるのか?事前調査してみましょう。メルカリでの調査方法はカンタンで、検索結果を見て、SOLD(売り切れ)の商品がどのようなものか、ざっと見てみるだけでも十分です。

◆メルカリで「自作 人形」と検索

メルカリの売り切れリサーチ

その中で売れている商品の傾向が分かるはずです。自作となるとブランド力がないので、この調査は非常に重要です。ファンができるまでは自分の作りたい商品よりも、マーケットで売れる商品を参考にしましょう。

手法⑥松ぼっくりや流木を拾って販売する

実は、松ぼっくりなどもメルカリでは値段がついて販売されています。その他にも流木なども売っています。このように森や海など自然に落ちているものを洗浄して販売する手法もあります。

◆松ぼっくりがメルカリで販売されている

松ぼっくりを販売しているメルカリ

この方法なら原価は0円なので、利益がかなり高くなります。ただし、このような商品はきれいに洗浄する必要がありますし、また家の周りだけだとなくなってくることもあります。安定的な仕入れが難しい面があります。

また、沖縄などにお住まいの方は、砂浜に無数にあるサンゴの死骸などは、実は拾うことを市の条例で禁止されていることがほとんどです。このような点に気を付けましょう。

手法⑦デジタルコンテンツを販売する

例えば、あなたが「男性にモテる」ための独自のノウハウを持っていたり、あるいはエクセルの業務効率を上げる特別な技術を持っている場合などは、そのノウハウを動画やPDFファイルにして販売することができます。いわゆる情報商材と言われるものです。

このような情報商材は、独自のネットショップで販売するより、電子書籍であればKindle(Amazon)で販売する方が売れやすくなります。Amazonのデメリットは手数料が高いことですが、デジタルコンテンツの場合、仕入れコストがかからないので、Amazonのようなプラットフォームでも利益を出しやすくなるのです。

ただし、あらゆる情報は無料でブログやYouTubeで公開されているので、本当に独自の強みや特長がないと、長続きしません。また、効果がないノウハウではクレームの元となり得ます。

まとめ

本日は、ネットショップで売るべき商品が見つかる7つの方法を解説いたしました。どの方法であってもネットショップには専門性や独自の世界観を作っていかないと、安定的に商品を売るのは非常に難しい面があります。

ただ、あまりに世界観の構築に考え込んでしまい、ネットショップを始めることにためらっているのでしたら、まずは行動してみるべきでしょう。その際は本日紹介する7つの方法を参考にしてみてください。