利益を得やすい!「ネットショップを無料で作る」5つの方法

無料で利用できるネットショップをお探しではないでしょうか?しかし、完全無料のネットショップというものはありません。月額費用や初期費用が無料でも、決済手数料など何らかの費用は必ずかかります。

月額費用や固定費が無料のネットショップの仕組みは5種類あります。集客力が高いものは決済手数料(システム利用料)が高くなっている傾向があります。現にメルカリShopsは最も集客力が見込まれますが、システム利用料は10%もかかります。

独自の無料プランのあるカートシステムを使う場合は、比較的決済手数料を抑えて、自分の世界観やコンセプトに基づいてネットショップを作れる半面、集客力が弱いのがデメリットとなります。

本日はforUSERS株式会社で、Webマーケティングを担当している筆者が、無料のネットショップについて解説いたします。

ネットショップを無料で開設する5つの方法

まず、ネットショップを無料で開設する方法は以下の5つです。

①無料プランのあるカートシステム
②オンライン決済システム
③Yahoo!ショッピング
④メルカリShops
⑤EC-CUBE

下記に比較表を用意しました。

◆無料のネットショップ5選

それでは一つずつ解説します。

①無料プランのあるカートシステム

無料プランのあるのカートシステムは多くの会社から提供されておりますが、代表的なものは以下の3社です。

・BASE
・STOERS
・カラーミーショップ

これらのシステムは、初期費用、月額費用ともに一切かからず、決済手数料だけがかかります。決済手数料は以下の通りです。

これらのカートシステムを使えば、独自のネットショップを作ることができ、自社のコンセプトや世界観を表現しやすくなります。有料のものに比べれば、デザインの幅は狭いですが、それでも多くのデザインテンプレートがあるため、必ず自社のコンセプトに近いものがあるはずです。

これらの無料のカートシステムのデメリットは集客にあります。例えば、Yahoo!ショッピングやメルカリShopsであれば、最初から多くのユーザーが訪問するプラットフォームでありますが、独自カートシステムであれば、自分たちで集客施策を行わなくてはなりません。

また、機能に限界があります。例えばEC-CUBEであれば、カスタマイズで最新のプラグインを実装したり、あるいはITエンジニアであれば機能拡張することが可能ですが、無料のカートシステムではそれができません。

そのため、手軽に独自のコンセプトや世界観のネットショップを作りたい人に向いている方法ですので、ご自身で集客の工夫をしてみましょう。

②オンライン決済システム

Square(スクエア)が提供しているような、オンライン決済システムを利用します。これらのオンライン決済システムは利用が非常にカンタンで、また決済手数料が特に安いというメリットがあり、Squareオンラインチェックアウトの場合は3.6%(JCBは3.95%)と負担が小さく始められます。

しかし、もともとがカートシステムではなく、決済に特化したシステムであるため、商品を複数扱ったり、ネットショップのような会員登録を訴求する機能がありません。またカートシステムには必ずあるブログ機能もないため集客するのが大変です。

既存顧客がいて、売りたい商品が一つしかない場合には、使い勝手もよく最も向いている仕組みとなります。

③Yahoo!ショッピングを利用する

Yahoo!ショッピングは、月額費用だけでなく決済手数料やシステム利用料もかからず、最も費用を安く運営できるプラットフォームと言えますが、アフィリエイト原資やポイント原資などに費やすパーセンテージを設定する必要があります。1%からも可能ですが、1%だと露出も少なく商品が売れる可能性が低くなります。

Yahoo!ショッピングで、商品をしっかり販売するならこのような原資のパーセンテージを10%~20%に設定しないとなかなか商品が売れないので、結局は商品を売るためにある程度の費用がかかります。なぜなら、Yahoo!ショッピングは、楽天市場の軽く10倍の出店数であり、ライバルが多いために原資を使って露出を多くする必要があるからです。

また、Yahoo!ショッピングのノウハウは、同じショッピングモールの楽天市場のノウハウとは大きく異なるところがあるため、Yahoo!ショッピングで大きく儲けているショップが少ない印象があります。

ただし、最も少ない原資で始められるネットショップであることは間違いないため、まずはネットショップに出店してみたいという方が、ネットショップの感覚をつかむためには良いプラットフォームとなります。

④メルカリShops

メルカリShopsは初期費用、月額費用が無料であり、しかも誰もが使うメルカリ上でショップを作れるので、最も集客力が高いネットショップと言えます。しかし、集客力があるので、決済手数料が10%と最も高くなります。

ネットショップで最も苦戦するのが集客です。10%の決済手数料のコストコントロールができるなら、最も魅力的な無料のネットショップ開設方法と言えます。

メルカリShopsの弱点はブランディングです。ユーザーにとってみれば「メルカリで買い物した」という意識にしかならないため、自社ブランディングが弱いのがデメリットとなります。

そのため、アクセサリーを販売したりする場合に、独自の世界観を演出しづらい面があるため、メルカリShopsと併設してBASEなどの独自のネットショップを併設して、世界観やブランディングをBASEで行う手もあります。熱心なファンがつけば、BASEの方にも訪れてくれるようになるはずです。

⑤EC-CUBE

EC-CUBEでネットショップを作る最大のメリットは、デザインや機能において、開発が自ら可能であるなど拡張性や柔軟性が非常に高いことです。また、カスタマイズするためのリファレンスは、Webに無数にあるので、エンジニアなら情報に困ることがありません。

サポート – EC-CUBE

EC-CUBEは自分でレンタルサーバを用意して、EC-CUBEをインストールする必要がありますが、EC-CUBEをカスタマイズしないでデフォルト機能だけで使う方法もあり、それだけでも独自のネットショップを開設することができます。その場合であればエンジニアほどのリテラシーは必要ありません。

EC-CUBEの最大のデメリットはセキュリティです。下記をご覧ください。

株式会社イーシーキューブが提供するサイト構築パッケージ「EC-CUBE」の脆弱性等について(注意喚起)(経済産業省)

EC-CUBEはオープンソースのため、ハッカーの標的となりやすく、現に多くの情報漏えいやサイト改ざんが行われており、もし、EC-CUBEでネットショップを作るなら、バージョンを常に最新するなど、セキュリティ対策が必要となります。

EC-CUBEはITリテラシーが高く、自分の力でネットショップを作りたいという方に向いております。

まとめ

無料といっても、完全に無料な方法はなく、決済手数料やサーバ費用などがかかりますが、それでも有料のカートシステムを使うよりは、コストコントロールしやすいメリットがあります。

もし、企業の方が無料のネットショップではなく、機能が豊富で将来、カスタマイズやシステム連携が可能なカートシステムをお探しの場合は、ebisumart zero(エビスマート ゼロ)をご利用ください。新規事業などを行う事業者に向いているカートシステムです。

詳しい機能などは下記の公式ホームページをご覧ください。

ebisumart zero公式ホームページ